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チームラボはデジタルアートを軸にした国際的アートコレクティブの公式アカウント。bioでは英語表記で「Interdisciplinary art collective」と自己定義し、teamLab京都・Borderless(東京/ジェッダ)・Planets・Phenomenaなど世界各地の常設展アカウントへ導線を集約。アカウント単体で完結させず、ハブ型構造で各拠点へ送客するブランド設計が秀逸。投稿は作品体験そのものを切り取った映像・写真が主軸で、光・水・花・人の動きが融合する没入空間を短尺で疑似体験させる。言語は英語ベースでグローバル観光客と海外アートファンを射程に置き、404Kフォロワー・2611投稿という蓄積が常設展の集客資産として機能。IT業種ながら「テクノロジー×アート」の文脈で語られ、展覧会チケット販売・新拠点告知・コラボ発表のメディアハブとして運用されている点が、一般的な企業アカウントとの最大の差別化。
IT業界のフォロワー規模分布(業界平均: 11.0万)
漆黒の展示空間に発光する極彩色の光線・水面・花弁が映える、無音でも視覚と触覚が立ち上がる没入型ビジュアル。フィードは黒基調で統一され作品単体のサムネが連なるグリッド美が際立つ。テキストは英語サンセリフを最小限に添える程度で、説明より体験を優先する映像言語。色は単一作品ごとに鮮烈なモノクロマティックに振り切り、メディウムを跨ぐ流動的な動画編集が共通言語となっている。
新作・新拠点オープンのティザー映像
光・水・花など要素別の作品ハイライト
海外展開・コラボレーション発表
コンテンツの軸は「常設展示の作品体験を短尺映像で疑似体験させる」一点に絞られており、teamLab Borderless・Planets・Phenomena・京都・ジェッダなど各拠点の代表作をリール/単体動画として連投する構成。静止画より動画比率が高く、光・水・花・人の動きが融合する瞬間を10〜30秒で切り取る編集が定型化している。新拠点オープン時はティザー→開幕告知→現場映像の3段階で展開し、季節作品(桜・紅葉)はカレンダー連動で再露出させる。
競合となる美術館・ギャラリー公式アカが「展覧会情報の告知掲示板」に留まる中、teamLabは作品そのものをスクロール可能な体験コンテンツとして提示し、アカウント自体が小さな常設展として機能している点が決定的に異なる。さらに各拠点アカウントへの導線を本アカウントに集約するハブ&スポーク構造により、グローバル観光客が「どの国のどの拠点に行くか」を選択する起点として設計されている。
エンゲージメント設計はリール中心で、無音でも成立するビジュアル強度により国境・言語を越えた保存・シェアを誘発。キャプションは英語短文+作品名+拠点アカウントメンションのみで、CTAは「@teamlab_xxx をフォロー」「リンクからチケット予約」と拠点送客に振り切る。コメント返信より作品の連投で世界観を維持する戦略。
IT・テクノロジー企業はBtoB寄りで「何をしている会社か」が伝わりにくい業界課題を抱えるが、teamLabは技術を語らず「結果としての美」のみを見せることでBtoC観光需要に転化。チケット販売という明確な収益導線とSNSが直結している点で、技術系アカウントの広報的悩みを構造的に解消している。
代理店への示唆として、ブランドが複数拠点・複数プロダクトを持つ場合は「ハブアカウント+拠点アカウント」の二層構造で役割分担させること、テキスト説明に頼らず作品・商品の最高瞬間をリール尺で切り出す映像資産化、そして投稿そのものをミニ展示に見立てたフィードのアートディレクション維持が、グローバル顧客獲得型ブランドの王道設計として学べる。
bioを各拠点アカウントへのハブ化し、本体は世界観発信に集中
英語表記でグローバル観光客・海外アートファンを直接獲得
作品体験そのものを短尺映像で切り出し、行きたい欲を最大化
teamLabは2001年設立のアートコレクティブで、Instagram公式アカウントは2010年代前半〜中盤に開設されたと推測される。初期フェーズは『お台場日本科学未来館』『パレットタウン Borderless(2018開業)』など国内常設展の告知ハブとして機能し、フォロワーは数万規模で日本語キャプション中心だった可能性が高い。2018年のBorderless開業を境にグローバル観光客の聖地化が進み、英語完全シフト・拠点アカウント分離の二層構造へ移行したフェーズが本格化したと推測される。2022年のBorderless閉館→2024年麻布台ヒルズ再開、上海・ジェッダ・ハンブルク等の海外拠点拡大に伴い、現在の『ハブ&スポーク型グローバル集客装置』へと完成形に近づいた。
過去には作品の制作プロセス紹介・アーティストインタビュー・制作現場のメイキング映像なども試した形跡があると推測されるが、現在は作品体験そのものの短尺映像に純化。静止画グリッドからリール中心への移行は2020〜2021年頃で、無音でも成立する映像言語の確立は他のアート系アカウントより1〜2年早かった可能性が高い。
同業界(美術館・ギャラリー公式)と比べ、英語完全運用への切替・拠点アカウント分離・チケット直販導線の構築は明確に早かった一方、ショート動画(リール)への全面移行は2021〜2022年と業界平均並みで、特別早かったわけではないと推測される。TikTok公式運用やUGCリポストの体系化は同業より遅めの可能性。
現在も残る名残として、漆黒背景+発光色という初期『Borderless』時代から続くビジュアル文法、説明テキストを削ぎ落とし作品名と拠点メンションのみで構成するキャプション様式、季節作品(桜・紅葉)のカレンダー連動再露出といった『展示空間の延長としてのフィード設計』が一貫して継続しており、開設初期から『SNSを小さな常設展にする』思想がぶれずに貫かれている点が特徴的である。
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