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RMK公式日本アカウント。フォロワー約39.7万、投稿数1552件と長期運用に裏打ちされた厚みを持つ、ジャパンメイドコスメブランドの世界観発信ハブ。bioに『フォロー・コメントは行っておりません』と明記し、双方向交流ではなく一方向のブランドショーケースに役割を絞り切っているのが特徴。投稿は新作リップやファンデーションのビジュアル、シーズンコレクションのキービジュアル、モデル起用のメイクルックなど、雑誌の表紙のような完成度で構築されていると推定される。美容カテゴリの中でも『透明感』『素肌感』というRMK固有のブランド資産を軸に、商品単体カット・着用カット・素材ビジュアルを織り交ぜることでフィード全体に統一感を持たせる戦略が読み取れる。公式認証バッジと公式表記により、並行輸入・偽サイトとの差別化も担保。コメント非対応である分、投稿そのものの審美性と情報精度で『広告メディア化』しているのがブランド系大手アカウントの王道運用といえる。
美容業界のフォロワー規模分布(業界平均: 23.4万)
白とヌードベージュを基調に、余白を大きく取った写真誌調レイアウト。商品単体は陰影を抑えたクリーンなブツ撮り、モデルカットは透明感ある肌質を最大化する自然光寄りのライティングで統一。フォントは細身のサンセリフ+英字主体、日本語コピーは最小限に抑え、雑誌表紙のような審美性と『素肌感』というブランド資産を視覚言語化している。
新作コレクションのキービジュアル・商品単体カット
モデル起用のメイクルック・着用シーン
テクスチャや素材を切り取った抽象的なブランドビジュアル
コンテンツの軸は『RMK固有の透明感・素肌感を視覚翻訳すること』に絞られている。投稿フォーマットは①新作リップ・ファンデなど単品ブツ撮り、②モデル着用のメイクルック、③シーズンコレクションのキービジュアル、④原料・テクスチャのマクロ的素材ビジュアルの4類型をローテーション。商品単体→着用→世界観の順で重ねることで、フィード全体が一冊のルックブックとして機能する設計になっている。
差別化の核は『コメント・フォローを一切行わない』と明記した一方向運用にある。同業のデパコス公式(SUQQU、THREE、ADDICTION等)が双方向UGCやインフルエンサーリポストに寄せる中、RMKは『広告メディア化』を選択し、フィードを完全コントロール下に置くことで雑誌表紙レベルの世界観密度を担保。公式認証+公式表記で並行輸入・偽サイト対策も兼ねている。
エンゲージメント設計は『拡散より滞在』型。リールでテクスチャの伸びやリップのスウォッチを短尺で見せ、カルーセルでは商品カット→着用カット→カラーバリエ→クレジットの順に展開し、最後のスライドで品名・発売日を提示する構成が定番化していると読める。bioに購買導線URLを置き、投稿側ではCTAを抑制することで世界観を壊さない。
化粧品業界特有の『新作の鮮度を保ちつつブランド累積資産も伝える』というジレンマに対し、RMKは限定品キービジュアルと定番品ビジュアルを意図的に交互配置し、フィードのトーン崩れを防ぐ。さらにコメント非対応でクレーム・成分相談などのリスク発言が公衆に残らない設計でもある。
代理店が学ぶべき示唆は3点。第一に『双方向性を捨てる勇気』——フォロワー数39万・1552投稿の長期運用でこのスタンスを貫けるのは、KPIをエンゲージメント率ではなく『指名検索・店頭来訪』に置いている証左。第二にフォーマット類型を4つに固定し、撮影レギュレーションを徹底することでフィード一貫性を量産化している点。第三に、bio一行でアカウントの『役割定義』を明示することで、ユーザー期待値とブランド意図のミスマッチを最初に処理している運用設計力である。
公式認証+bio明記でブランド純正情報源としての信頼性を確立
コメント非対応により審美性に全振り、フィードの世界観を破綻させない設計
1552投稿の蓄積でシーズン横断のビジュアルアーカイブとして機能
RMKは1997年に創業者RUMIKO(鈴木れみこ)が立ち上げたメイクアップアーティスト発のブランドで、Instagram公式アカウントは2010年代前半に開設されたと推測される。投稿数1552件・フォロワー39.7万という規模感から、
初期はブランドカタログの転載的な商品告知中心、
2015〜2017年頃にビジュアル誌面化を進めた『雑誌表紙化フェーズ』、
2018年以降のリール・ストーリーズ導入で動画素材を取り込んだ『マルチフォーマット統合フェーズ』、
2020年代以降の『コメント・フォロー非対応宣言による広告メディア特化フェーズ』という4段階の変遷を経た可能性が高い。過去にはハッシュタグキャンペーンやインフルエンサーリポストなどUGC活用型の企画も試行された形跡があると推測されるが、ブランド世界観のコントロール優先という判断から段階的に縮小し、現在の一方向運用に収斂したと読める。同業界比較では、SUQQUやTHREEがUGC・アンバサダー施策を強化していった2019〜2021年頃に、RMKは逆方向の『双方向性放棄』を選択した点で業界内ではむしろ『遅さ』ではなく『あえての逆張り』が際立つ。一方、リール導入や縦型動画対応は2021年前後で業界平均的なタイミングと推測される。早かったポイントとしては、メイクアップアーティスト発ブランドとしてのモデル起用カットの審美性追求が、デパコス公式の中でも先行していた可能性が高い。現在も残る過去の名残としては、(a)創業以来の『透明感・素肌感』というブランド資産の視覚言語化、(b)初期から続く商品単体ブツ撮りの構図設計、(c)雑誌的フォントと余白設計、(d)英字主体のミニマルコピーが継続テーマとして一貫しており、フォーマットを刷新しても世界観の連続性を担保する『資産の積み上げ運用』が特徴である。
フォロワー
39.7万