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野村不動産の分譲マンションブランド「プラウド」公式アカウント。bio に掲げる「お客様の未来を想う」「住むほどに愛される世界一の時間」というブランドメッセージを軸に、建物の意匠美と街並みの魅力を視覚で伝える設計。ハッシュタグ #世界一の時間へ をブランドスローガンとして全投稿で一貫運用し、世界観の積層を狙う。664投稿という長期運用に対しフォロワー3.7万・公式認証ありという構成は、認知拡大より「ブランド資産としての美的アーカイブ」を優先する戦略を示唆。高単価・長期検討型の分譲マンションという商材特性上、即時CV狙いではなく、物件選定時に「プラウドなら間違いない」と想起される第一想起ポジションの確立が主目的。建築写真の構図・光・素材感へのこだわりで、ラグジュアリー層・感度の高い検討者の信頼形成を担う。bio末尾で公式HPへ明確に動線を引き、Instagram は世界観醸成、HP は物件詳細という役割分担が明快。
不動産業界のフォロワー規模分布(業界平均: 7.3万)
ブランドカラーの濃紺と白を基調に、建築写真は自然光を活かしたグレー〜ベージュのアースカラーで統一。明朝体ベースのタイポグラフィで知性と格式を演出し、テキスト要素は最小限。意匠美を引き立てる対称構図・引きのワイドショットを多用し、ローコントラスト・低彩度で静謐かつ重厚な世界観を一貫して醸成する。
プラウドシリーズの建築意匠・外観デザインの美的アーカイブ
物件が建つ街並み・周辺環境のライフスタイル提案
「住むほどに愛される時間」をテーマにした暮らしの情景描写
コンテンツの軸は「プラウド」物件の建築意匠と街並みの美しさを切り取った建築写真集型フォーマット。エントランス・ファサード・共用部・周辺街路といった「住むほどに愛される時間」を象徴するカット中心で、664投稿という長期運用で美的アーカイブを積層。文字情報は物件名・所在地程度に抑え、画像主体で世界観を語る。
競合の三井不動産レジデンシャル「パークホームズ」や三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス」がライフスタイル提案や入居者ストーリーに踏み込むのに対し、プラウドは徹底して「建築物としての美」に絞り込み、生活感を排した静謐なビジュアル設計で差別化。#世界一の時間へ をブランドスローガンとして全投稿で一貫運用し、ハッシュタグ自体がブランド資産化している点も独自。
CTAは抑制的で、bio末尾の公式HP導線一本に集約。Instagramは世界観醸成、HPは物件詳細という役割分担を明確化し、即時CVを追わない。カルーセルでは1物件を多角的に切り取る連続性のあるビジュアル編集で滞在時間を稼ぎ、フォロワー3.7万・公式認証という構成は「拡散より資産化」の戦略を示す。
分譲マンションは数千万〜億円単位の高単価・長期検討商材で、SNSで直接購入を促すのは現実的ではない。この業界課題に対し、プラウドは「物件比較フェーズで第一想起されるブランド」になることをKGIに設定し、感度の高い検討層に「プラウドなら間違いない」という安心感と憧れを刷り込む長期ブランディングで応える。竣工後も残り続ける美的アーカイブは、過去物件のオーナーのプライド醸成にも寄与し、口コミの土壌を作る。
代理店への示唆は、フォロワー数や即時エンゲージメントをKPIにせず「ブランド第一想起の獲得」をゴールに据える勇気。高単価商材では投稿数より一枚あたりの美的完成度、企画の幅より世界観の純度が効く。ハッシュタグをスローガン化して資産にする発想、Instagramを「世界観醸成専用チャネル」と割り切りHPに動線を集約する役割分担、生活感を排した静謐なトーンで競合と棲み分ける勇気——これらは富裕層向け・高関与商材を扱う全業界(高級車・宝飾・ホテル等)に転用可能な戦略フレームである。
#世界一の時間へ をブランドスローガンとして全投稿で一貫運用し、世界観を積層
建物意匠と街並みを軸にした建築写真の高い美的水準でブランド信頼を醸成
Instagram=世界観 / 公式HP=物件詳細 の役割分担を bio で明快に提示
野村不動産PROUDのInstagram運用は、2010年代半ば〜後半に開設されたと推測される。当時の不動産業界は紙媒体・モデルルーム集客が主流で、デベロッパー系SNSは「物件情報の告知掲示板」的運用が大半だった。
初期は新規分譲物件の竣工写真・モデルルーム告知中心の『広報チラシ型』運用だった可能性が高く、ハッシュタグ#世界一の時間へ も当初は販促コピーの一つだった可能性がある。中期(2018〜2021年頃と推測)に、住友不動産・三井不動産レジデンシャルがSNSをマーケ強化した時流の中で、PROUDは逆方向の『脱販促・美的アーカイブ化』へ舵を切ったと見られる。直近では建築写真集型フォーマットへ完全に純化し、文字情報を物件名・所在地に絞り込む現在のスタイルに収斂した。
過去にはルームツアー動画、住まい手インタビュー、ライフスタイル提案投稿なども試行された可能性が高いが、ブランド世界観の純度を優先して淘汰されたと推測される。リール導入後も他社のような『住まいのコツ』『間取り解説』系には踏み込まず、静止画カルーセル中心を貫いている点は意図的な選択。
同業界比較では、SNS参入自体は早かったがリール・ショート動画活用は明確に遅い側。一方で『ハッシュタグのブランド資産化』『世界観の純度維持』では業界最速級で、三井・三菱地所が後追いで世界観統一に向かう中の先行者と評価できる。
現在も残る名残として、#世界一の時間へ の全投稿一貫運用、明朝体タイポグラフィ、自然光のアースカラー基調は開設初期から継続するブランド資産。物件名・所在地のみ記載するキャプション様式も、紙媒体パンフレット文化からの連続性を感じさせる。664投稿という蓄積数自体が、短期KPIに揺さぶられず長期運用を貫いた証であり、デベロッパー系アカウントとしては稀有な『静かな一貫性』が現在の運用思想の核として残り続けている。
フォロワー
3.8万